昭和39年、開局時の無線機器
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開局当初は、3.5MHz、7MHz、アンテナは狭い敷地の対角線上に孟宗竹を
立てて、21m ダイポール、銅線のはしご給電だった。
上段左が送信機、上段右がアンテナカップラ、下段左が電源、下段右が
受信機である。
受信機は、船舶用の中古GT管を使い、高周波1段中間周波2段増幅(高1中2)、
送受の切り替えは、アンテナ切替え用SWと電源切替え用シーメンスSWを
同時に使う。切り替えタイミングが必要だった。
無線局周辺はテレビの弱電界受信地域で、TVIに悩まされた。フィルターや
交信時間を調整して対処、近所の苦情を聞きながら、テレビの修理など
サービスを行って、TVI対策をしたことを思い出す。
送信管は寄生発振に悩まされ、6GB6(TV水平出力管)から2E26に変更し、
変調管は807から6GB6へ変更した。変調トランスのチョークコイルが
シャーシャーとマイクと一緒にしゃべり出す。
今でも当時の変調トランスが音が耳に残っている。
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昭和40年、2代目の無線機器
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アンテナは同軸給電で孟宗竹支柱、受信機は、IFTを2個疎結合し、
IF3段増幅による狭帯域化、SSB受信のためのBFO回路やSメータ、
RF及びIFのGain調整VRなど性能向上を図った。送信管は2E26、
変調管は6GB6、VFOはクラップ発振回路による安定化を図る。
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昭和41年から大学受験のため中断、受験勉強の合間にPSN方式の
SSBに興味を持ち、音声周波帯域の90deg CR位相器等を製作したり、
PLL方式によるVFOなどの文献を読みあさった。
昭和45年頃、電電公社(現NTT)の可搬無線器(50MHz帯、終段2B32)
の中古を手に入れて改造し、50MHzで交信開始した.
その後、使用したメーカー機器は
HF帯 |
FR-50B,FL-50B(八重洲)、TS-311(トリオ)、TS-440V(KENWOOD) IC-7300M(ICOM) |
144MHz帯 |
W3470(ベルテック)、TH25(トリオ) |
144/430MHz帯 |
TM721(KENWOOD、車載用)、IC-P7(ICOM) |
144/430/1200MHz帯 |
TS-790G(KENWOOD) |
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