資料 7.

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五和歴史民俗資料館の展示に見る和船

   通詞島の通詞とは昔、貿易船の乗組員との通訳を行う「通詞」と
   呼ばれる人々が住んだことに由来している。
   通詞島にある五和歴史民俗資料館には沖の原貝塚遺跡の出土品や、
   縄文早期からの土器や骨製釣針、天草式の製塩土器、和船の模型
   や船具、船大工道具が展示されている。 (熊本県天草市)



通詞島


   五和歴史民俗資料館の和船の模型に見ると、串木野の和船と構造や帆布の
   展開がよく似ている。
   昔から九州西岸地域の漁民は東シナ海や対馬近海での漁労に従事していて、
   情報の交換があったこと、また、船大工の技術的なつながりがあったことが
   考えられる。
   特に矢帆(弥帆)の展開をしている和船模型はめずらしい。
   できれば、ロープ(よま)の末端の結索も細かく再現、あるいは、結索資料として
   記録を残して頂けることを願いたい。
   本柱(メインマスト)の長さが船体長に比べると少し短いような気がする。
   和船を見て思うことであるが、小さなキャビン(船室)があれば、船乗りの
   安全や航海に大きく影響したことであろう。

                         <Rhoto by N.TSUTSUMI>

  



          








  



 






           






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ページの更新年月日:2009年8月7日