資料 8.

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下甑郷土館

   薩摩川内市下甑町手打にあり、武家屋敷造りの門を入ると正面に郷土館、
   左側に大型民具庫、右手に木造瓦葺きの武家屋敷の佇まいがありる。
   屋敷の中は生活道具がそのまま展示され、タイムスリップしたような感じを受ける。
   郷土館の資料は1階に漁労や農業を中心に漁具・農具・民具がたくさん展示されていて、
   懐かしさと当時の生活臭を感じることができる。
   2階は江戸時代から現代までの歴史を感じる資料が多く展示されている。
   大変貴重な資料が多くあり、もっと系統づけて整理し、説明を加えて、
   下甑の歴史資料として残していただくようお願いしたい。

   平成24年10月6日
南竹 力                   




展示に見る小型和船

   展示されている小型和船は、下甑の海岸線で漁労していたサツマ型和船である。
   櫓こぎによる漁労が多かったと思われる。帆面積が小さく、ある程度の風が吹かないと
   帆走に適さない。櫓こぎの補助として、また、流し釣りをするときに帆を展開した
   のではないだろうか。
   浮子桶やトマ、櫓等の漁具が多く展示されていて、興味深い。

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薩摩ミヨシ

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舵床(かじとこ)は固定されている。後で取り付けられたものであろう。
床押さえや等がないが、よま(ロープ)を留めたピンなど良くわかる。


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帆の裾の縫い合わせ


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帆と帆柱


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羅針盤


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からと(道具入れ)、枕(とんこつ)


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櫓、櫂


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桐を使った浮子など


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ドンザは船上では防寒着として使用された。


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4丁櫓の和船   (H26/05/30追加)

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4丁櫓の和船 (H26/05/30追加)




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下甑郷土館写真資料より   (H26/05/30追加)



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ページの更新年月日:2012年10月7日